📅  2022-04-29

アニメ版平家物語

🔖  Mangas🔖  Drama

人物造形の妙


 1月ごろから少し話題に上っていて気になっていたアニメ版の『平家物語』。全11話がアマプラに入っていたので、一気に通し見してみました。おおー、これはなかなか良い群像劇ですね。主要な登場人物たちはもちろん歴史上の人物なのですが、各々の造形が個性的で、生き生きと描き分けられています。素敵な肉付けという感じでしょうか。





 個人的に好きなキャラは、なんといっても後白河法皇ですかね。清盛の鏡像のような雰囲気の人物。今様に打ち込むしゃれものでありながら、政治的に好機とみればしれっと手のひら返しをしたりもし、一方でみずからの、あるいは人の行く末を憂いたりもする、とても複雑で奥の深そうなキャラになっていますね。

 また、主人公というか狂言回しの役に、琵琶弾きのオッドアイの少女を立てたのも妙案だと思います。視聴者が移入するためのキャラは、旧版の『うる星やつら』で押井守がやった「メガネたち」みたいに、物語の骨格に膨らみをもたらす存在ですが、ここでは最後に徳子を救おうとするなど、そのオブザーバー的な立ち位置をかなぐり捨てて主筋に参入していきます。こういうのも好きですね。キャラクター原案が『絶対安全剃刀』の高野文子、演出は『聲の形』の山田尚子。

 OPやEPの主題歌も耳に残ります。こないだスーパーで買い物をしていたら、いきなりOP曲がかかって、思わず高揚してしまいました(苦笑)。OPはテレビサイズで短いですが、フルサイズもいいですねえ。





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